【やぎでもわかる?免疫学】 第64回

2005年9月14日

呆けは良くなるか?

さて、今日のテーマは、呆けです。
「呆けは、なおるんですよ」というお話し。


「歳だから」とあきらめている例はたくさんあります。

パーキンソン、リューマチ、変形関節炎、ガン、

そして、呆けです。

最近は、痴呆症といわず認知症と呼ばれていますね。


お年寄りの呆け症状が目立ってきて、ご家族の方から

「検査の結果、脳の大きさは変わっていないンですが
 呆けが進んでいるよう...」

 と、心配して相談メールやお電話をお寄せになります。

そんな場合、私の身近な経験から、

「あぁ、改善しますよ」とお答えします。


脳の大きさが変わらないとは、脳細胞が急激に減少するような
症状じゃ無いことがわかります。

過去の記憶や、生活に必要な情報はちゃんと脳に残っています。

たとえば、

脳全体をコンピューターとしたら、側頭葉はハードディスクで
情報処理をするCPUは、海馬です。


海馬の特徴として、

脳の神経細胞の中で海馬の神経細胞だけは増殖します。

ところが、

海馬は、強いストレスが長くつづいたり、加齢が原因で、
その神経細胞は萎縮することがあります。

すると、情報処理能力が、ガクンと落ちます。


昨日買った醤油をまた今日も買ったという状態から
5分前に電話をしてきたのに、また電話をしてくる、
そしてそれを繰り返す、

 ...まで発展します。


お年寄りが、こんな状態になると、家族の人もパニック状態
に陥りますね。

でも、冷静に見つめると、原因が見えてきます。


そのお年寄りが、そういった症状になる前、
強いショックや深刻な悩みがあったかも知れません。

お友達がいなくなったり、お金の心配があったり、など、などです。

それが引き金となって、海馬が萎縮した様です。


ですから、こう言ったストレスが無くなると
だんだん快方に向かってくるんですよ。