前回 / INDEXに戻る / 次回

【やぎでもわかる?免疫学】 第43回

2004年08月24日

痛風は、頑張り病です。

 痛風にかかるのは、圧倒的に男性です。


 しかも、会社や組織で、重要な立場に就いている人に多いです。


 先日(8月20日)に、ご主人が痛風だと言われる奥さまからご相談のメー
 ルをいただきました。


 お聞きすると、ご主人は、会社の社長様で、やっぱり、毎日忙しい日々を
 送っていらっしゃるようです。


 痛風の原因は、プリン体が多く入った食物の食べ過ぎではなく、
 過度のストレスや頑張りすぎです。


 痛風は、尿酸が多くなって発症します。


 そして、排泄し切れない尿酸は、結晶となり関節に溜まると、白血球を構
 成する細胞の内の顆粒球(かりゅうきゅう)が、それを敵と勘違いして、攻
 撃します。


 顆粒球は、炎症を起こさせますので、腫れあがったり、強い痛みを生じさ
 せます。


 まさに、風が吹いても痛むわけです。


 尿酸は、プリン体が分解して出来るものですが、プリン体は、細胞の
 「核」を構成する物質です。


 つまり、たくさんの細胞が破壊されて、核が壊れプリン体が増え、それが
 尿酸になります。


 尿酸は、本来、尿とともに排泄されるのですが、


 細胞破壊の原因である、交感神経緊張状態が続くと、


 排泄を司る副交感神経が抑えられ、


 排泄されずに血中に残り痛風を発症させます。


 交感神経緊張状態は、最初に述べた、「過度のストレスや頑張りすぎ」が
 原因でなります。


 すると、「顆粒球」の量が増えます。


 顆粒球は、貧食(どんしょく)と言って、自分の命とひきかえに、
 細菌を食べ殺してくれますが、その時、大量の活性酸素を発生します。


 活性酸素は、まわりの健康な細胞をも破壊してしまいます。


 じゃぁ、どうすれば良いか???


「過度のストレスや頑張りすぎ」から逃れる事が、一番です。


 でも、お仕事だから、出来ないですよね。


 すると、緊張をほぐすために、リラックス出来る一時を作ってください。


 たとえば、


  ◆ 楽しい食事。

  ◆ 落語や漫才を聞いたり見て笑ってください。

  ◆ ゆっくり、お風呂につかる。

  ◆ 6時間以上の睡眠をとる。


 など、など、です。


 これらの行為は、


 交感神経を抑えて、副交感神経が優位な状態を作ります。


 つまり、破壊力の強い活性酸素を発生させる顆粒球が減り、
 免疫力をつけるリンパ球が増えます。


 無理な、食事制限は、かえってストレスの原因になりますから止しましょ
 う。


 プリン体をたくさん含ん含む代表的な食品が、ビールです。


 しかし、


 もし、ビールがお好きなら、無理に止めないで、適量にすると、
 ストレス解消になります。


   少量のアルコールは、副交感神経を刺激して、
   良くリラックス出来ます。


   ビールは発泡酒ですから、二酸化炭素を含みます。
   その二酸化炭素は、体内の活性酸素と反応して、活性酸素を
   取り除いてくれます。


 何事も、「〜しすぎ」が良くありません。


 お仕事のしすぎ、お酒の飲み過ぎ、もちろん食べ過ぎ、など。


前回 / INDEXに戻る / 次回