【やぎでもわかる?免疫学】 第39回
2004年07月16日
前立腺肥大も血流障害が原因です。
(説明が子宮筋腫の出来る過程と重なりますので
女性も必読)
子宮筋腫は、線維芽細胞により組織が線維化した固まりで、
血流が良くなると、消えてしまいます。
と、言う趣旨のことを、【やぎでもわかる?免疫学】第32回で、
書きました。
http://www.yagies.com/magazine/immunity/032.html
これは、前立腺肥大が起きるのと同じ原理ですので、子宮筋腫でお悩みの
方にとっても参考になると思います。
前立腺は、前立腺液を作っています。前立腺液と精巣でつくられる精子、
精嚢(せいのう)からでる液体がまざって精液となります。
血流障害があると、前立腺にストレスがかかります。
それに加えて、
前立腺の分泌作業は、副交感神経に支配されていますので、
副交感神経が抑制されていると、せっかく作った分泌物が出せなくなって
しまいます。
すると、分泌物が滞留して、前立腺を圧迫します。
そうすると、血流障害がますます加わって前立腺が肥大します。
私たちのからだの臓器(腸管や肝臓や泌尿器など、など)は、それぞれの
部位の特定の機能を持った細胞で構成されています。
そして、すべての臓器の細胞を支えたりつなげたりしている組織が、
全身にくまなく存在しています。
それを線維といって、線維芽細胞でなりたっています。
血流障害によって特定の機能をもった細胞の集団がこわれると、
それぞれの組織は一番血流障害に強い繊維芽細胞で置きかわる習性があり
ます。
とりあえず、線維芽細胞で、その隙間を埋めようとするのです。
ちょうど、怪我などで、皮膚が傷ついたときにも起こっています。
その後血流が回復されれば、線維芽細胞はだんだんに吸収され傷跡は消え
てしまいます。
ところが、血流障害が続くと、細胞の線維化が進んで肥大します。
子宮筋腫も前立腺肥大も、こういった過程でおきます。
血流障害 → 腺組織、分泌腺組織にストレスがかかる
→分泌の抑制 → 分泌物の滞留 → 組織の肥大
→ 引き続き血流障害 → 組織の破壊
→繊維芽細胞による細胞の繊維化 → 引き続き血流障害
→繊維化が進み肥大化する。
つまり、
「引き続き血流障害」の時に、血流を良くしてあげればいいわけす。
前立腺肥大の人は、腰痛に悩んでいることも多いと聞きます。
この部分は同じ血管支配を受けているので、同じ血流障害をきたします。
前立腺肥大の予防、あるいは治療のためには、腰に血液を送るのが一番よ
いわけです。
また、お年寄りは別にして、前立腺肥大の人にでっぷりと太った人が多い
ですね。腰の回りに、ブヨブヨした贅肉がついているでしょ。
普段から、動かないから、体操もしないから、そうなってしまいます。
ちょっと、まわりを見回してください。
コピーも自分で取りに行かないような、おえらいさんに前立腺に問題を抱
える人が多いです。
なにせ、腰回りに血液を行くようにすれば良いわけですから、
体操と入浴、そして肥満を解消すれば問題は解決されます。
そして、子宮筋腫も、血流障害をなくせば良いと、理解していただけまし
たでしょうか。
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