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【やぎでもわかる?免疫学】 第35回

2004年06月18日

体温が高いと免疫力も高い

 人間は、体温のエネルギーを使って生きています。


 平熱と言われるものは、測定する場所で多少違っており、
 体温計でわきを測ると(たとえば)36.2度Cの場合
 口(舌下)ですと、36.5度Cぐらいです。


 ところが、身体の中の温度を深部体温と言い、わきや口より高く、
 37.2度が普通だと言われています。


 この37.2度が、生きていく上で、
 代謝に必要な体温エネルギーなわけです。


 しかし、この温度が低いと、からだの代謝がうまく行かず、
 病が発症する原因になります。


 たとえば、わきで測ると、35度しかない場合、
 すでに、からだになんらかの疲弊があると疑っていいでしょう。


 ガン患者のからだをさわると大変冷たいです。


 15年前に亡くなった父がガンだったので、その冷たさを覚えていますが
 、熱がないから安心だみたいな感情を持っていたことに、
 私の免疫学についての無知さを恥じるばかりです。


 でも、父をお風呂に入れてあげた事が、何度かありましたが、
 その時の気持ち良さそうな表情も忘れられません。


 そう言えばこんな話があります。


   ガンで余命3ヶ月と宣告された人が、インフルエンザにかかり、
   39度の発熱が一週間続きました。


   ガンで体力が低下しているのにインフルエンザにかかるとは、
   さぞかしつらかったろうと思われるのですが、
   翌月検査を受けてみると、
   なんとガンが消えていたというのです。


   その人のガンは全身に転移していましたが、
   肝臓ガン、前立腺ガン、そして骨やリンパへ転移したガンが、
   すべて消えていました。

             ─「体温免疫学」安保徹(ナツメ社)から引用─


 これは、熱でガン細胞が溶けたわけでなく、
 熱によってリンパ球が活性化され、ガン細胞が死滅しました。


 生理痛がひどい人も、その原因が冷えですから、体温が上がれば痛みは無
 くなります。


 つまり、元気であることは、体温が低くない状態と言えます。


 体温を下げる要因として、


  1)ストレス

  2)冷房などの住環境

  3)冷たい飲み物や食べ物


 これらを避けると、体温が上がり免疫力も上がります。


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