前回 / INDEXに戻る / 次回

【やぎでもわかる?免疫学】 第31回

2004年05月11日

子宮内膜症の原因は【冷え】(改訂版)

 第06回で、子宮内膜症について書きました。


 今読むと、書いた本人がどれだけ理解していたか?と、
 思われるぐらいわかりにくい文章です。


 数人からご質問をいただいている内に、
 ちょっとうまく説明ができるようになったので、
 改訂版という事で、再度内膜症について書きます。


 これは、○○様からいただいたご質問の回答として書いたものに手を加え
 ました。再度、勉強するきっかけを作って頂いた○○様に感謝します。


 まず、生理痛、生理不順、子宮内膜症や子宮筋腫でお悩みの方におたずね
 します。


  ■手あるいは足先をさわって冷たくはないですか?


 きっと、冷たいはずです。


 子宮内膜症の発症は、冷えと鎮痛薬が原因です。


 からだは、冷えを解消しようと、副交感神経反射が起き、
 血管を広げて血流をよくしようとします。


 プロスタグランジンというホルモンが分泌され、それが血管を広げる作用
 があります。


 ところが、プロスタグランジンが産生される時、痛みを伴います。
 痛みが出ることは、冷えを治している状況を表しています。


 ちょうど、あかぎれの時に起きる痛がゆい症状です。


 痛みを止める鎮痛剤は、プロスタグランジンの産生を止める働きがありま
 す。鎮痛剤が効いている間は、プロスタグランジンの働きは抑えられます
 が、鎮痛剤の効力が切れると、からだはまた冷えを治そうとして、プロス
 タグランジンを産生して痛みが始まります。


 妊娠のために準備した粘膜が必要なくなった場合に、体外に排泄される。
 これが月経です。


 ところが、ストレスなどによって血流障害を起こしている場合、
 血流が抑えられているところと開放されているところの落差が大きいから
 生理痛や月経困難症が起きます。


 生理痛などは副交感神経反射による痛みなのです。


 ところが、その痛みを、消炎鎮痛剤によって除こうとすれば、副交感神経
 の反応を遮断する事になるので、分泌現象の抑制に発展します。


 つまり、排泄する分泌が不完全になってしまいます。


 すると、分泌物が停滞したり、お腹に逆流したりしていまうことになるの
 です。これが子宮内膜症です。


 本来、月経として体外に排泄されるべき内膜が、腹腔に停滞してしまった
 りします。


 卵巣と卵管はつながっていないので、腹腔内に出てしまうのです。


 そして、排泄されずに腹腔に残った子宮上皮が、次のサイクルにまた増殖
 し、やがて死滅する。この増殖と死滅がくり返されるのです。


 このように、生理痛を消炎鎮痛剤で抑えているうちに、つまり間違った治
 療を重ねているうちに、あるいは冷えが解消されない生活によって子宮内
 膜症に発展します。


 1)鎮痛剤にたよっていらっしゃいませんか?

   ●「鎮痛剤をやめる」と決めてください。


 2)冷えをなくしてください。

   ●冷えない様に衣服を工夫してください。
   ●冷たい飲み物や食べ物は避けてください。
   ●お風呂は毎日入って、ゆっくりと暖まってください。


 3)血流を悪くする、ストレスをなくしてください。

   ●笑ってください。(テレビ、観劇、寄席、小説)
   ●泣いてください。(テレビ、観劇、寄席、小説)
   ●食べて、軽くビール一杯を飲んでください。
   ●旅行に行って、のんびりしてください。
   ●悩み事は、自分を客観視する事で解決してください
   ●転地、転職も視野に入れた方がいいでしょう。


 以上の事を実行しますと、手術も必要でなくなります。


 また、手術をしても、冷えやストレスが改善されない生活を過ごすと
 すぐに再発してしまいます。


前回 / INDEXに戻る / 次回