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【やぎでもわかる?免疫学】 第26回

2004年04月16日

血液型で分かる免疫度

 血液型、何型ですか?
 「くわがた」なーんて、冗談話がありますね。


 血液型占い、血液型による性格判断とかありますが、信じますか?
 信じるか、信じないかは別なこととしても、
 免疫学から見ると、なにかありそうですよ。


 私はB型です。子供が出来てはじめて知りました。
 かあちゃんがO型ですから、子供たち全員B型です。


 父がABで母がA、妹たちは全員A。
 A社会の中のBって、誰にも理解されない変わり者ですね。


 さて、父は15年前に肺ガンで亡くなりました。
 そこで、スタッフの中で2名のおとうさんがガンでなくなっていますが、
 血液型を聞くと、お二人ともA型です。


 A型がからむと、ガンになりやすい???
 調べて見ましょう。


 ストレスの多い、頑張りやさんは、交感神経優位になりがちで、白血球の
 うち顆粒球の割合が多くなり、それがガンになる原因と言われています。


 白血球は主に3つの細胞から成り立っています。
 マクロファージ、顆粒球、リンパ球です。


 それぞれの構成比率が、5%、60%、35%が理想的で、病気になりに
 くい状態です。


 免疫学の権威、新潟大学大学院医学部教授安保徹先生のパートナーである
 福田稔先生が血液型と白血球の細胞比率を調べたデータがあります。
 300人を対象に調べたそうです。


  ┌─────┬────┬────┬────┬────┐
  │ 血液型 │ AB │ A  │ B  │ O  │
  ├─────┼────┼────┼────┼────┤
  │白血球総数│5800│5900│6200│6400│
  ├─────┼────┼────┼────┼────┤
  │顆粒球  │61% │59% │58% │56% │
  ├─────┼────┼────┼────┼────┤
  │リンパ球 │35% │37% │39% │41% │
  └─────┴────┴────┴────┴────┘


 顆粒球と、リンパ球の割合を比べて見てください。
 顆粒球の割合の多い順に、ガンになりやすいことが分かります。


 言い換えれば、免疫を司るリンパ球の多いほど、長生きします。
 リンパ球が多いとは、副交感神経が優位ですから、また副交感神経はリラ
 ックスを生むので、そう言う方は性格的にはおっとり型です。
 血液型がO型の人にそう言う方が多いと思いませんか?


 几帳面で、人間関係にも良く気を使う性格と言われるのがA型ですが、
 相対的に顆粒球が多くなっています。交感神経が優位になりがちな、スト
 レスタイプです。


 この表からすると、AB型の父がガンで亡くなったのは運命だったかも知
 れません。


 O型が、ガンになりにくく長生きすることは、政治家を見ていただくとよ
 く分かります。中曽根さん、森さんなど首相経験者や当選回数の多い議員
 さんにO型が多いそうです。


 なぜ??O型は長生きなの??
 免疫学で簡単に説明が出来ます。


 つまり、O型は、抗Aと抗Bの抗体を持っているので、他の血液型にくら
 べるとリンパ球の数が当然のごとく多くなります。


 A型は抗B、B型は抗Aの抗体を持ち、AB型はどれも持っていないので
 一番リンパ球が少ないわけです。


 これは、あくまで「傾向」で、O型でもガンになる人はいるし、A型や
 AB型でも長生きする人はいます。


 ちなみに長生きの政治家のうち、宮沢さんはAB型です。
 えーっ、小泉さんはAです。


 結論として、長生きのコツは、養生なんですね。


  参考文献:「免疫を高めると病気は必ず治る」マキノ出版、780円
       「小さな悪魔の背中の窪み」竹内久美子、新潮文庫、400円


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