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【やぎでもわかる?免疫学】 第14回

2004年02月20日

こりや筋肉痛は、冷やす?温める?

 打撲、ねんざ、スポーツの後で、腰、手足の筋肉が痛んだり、
 腫れたりした時、どうなさいますか?


 外科や整形外科に行くと、痛み止めや、シップ剤を処方してくれます。
 冷たい湿布薬です。


 そもそも、痛みや腫れは、なぜ起きるかと申しますと、
 からだが起こす自然治癒作業中を表しています。


 一生懸命、からだが損傷部分を治すため、たくさんの血液を送ります。
 その時、血流を高めるため、どうするか?
 そうです。血管を広げます。


 広げるために、からだは、プロスタグランジンと言うホルモンを分泌しま
 す。これは、副交感神経反射の一つです。
 プロスタグランジンが分泌されると、痛み、熱、不快感をもよおします。
 いやーな気分になるって、あれです。


 痛みなどを治すには、プロスタグランジンの分泌を抑える鎮痛剤などを飲
 んだり、消炎剤の入ったシップ薬を貼りつけます。
 どう言うことか、もうお分かりでしょうが、からだの自然治癒行為を妨げ
 ることになリます。


 免疫を抑制していることになります。
 すると、一時的な痛みは去りますが、治りが遅くなると言うことです。
 だから、阿保先生の免疫学からすると冷たいシップ薬は禁物になります。


 阿保先生に反論するなんておこがましいですが、
 ちょっと言わせていただくと、


 冷たいシップを使ったことがある方は、お分かりでしょう?
 その冷たさは、5分も経たないうちに消えてしまします。


 しかも、特に市販の湿布薬は、消炎作用の弱いものを使っています。
 連用しない限り、不都合はないと思います。


 一番良いのは、乾シップと言って、リント布(ネルのもの)のケバケバを
 肌に当てるように、貼っておくと良いですが、
 湿布薬は、そのリント布に塗っておりますから、
 やはり、それでいいんだと思いますよ。


     参考文献:「こうすれば病気は治る」安保徹、新潮選書、1,000円



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