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【やぎでもわかる?免疫学】 第08回

2004年01月23日

甜茶は花粉症にどう??答えはYES

 花粉症がどういう風に起きるのかがわかれば

 その対策は簡単なんです。


 まず、花粉を吸い込みます。

 1)リンパ球が花粉を退治するため、抗体を作ります。

 2)その抗体(IgE)は、好塩基球や肥満細胞にくっつく。

 3)そのIgEがくっついた好塩基球や肥満細胞が花粉に接触すると

   炎症の刺激となる物質ヒスタミンやプロスタグランジンなどを放出する。

 4)ヒスタミンやプロスタグランジンが鼻水、鼻づまりなどを起こし、

   またひどくする。


 これは、まさに免疫反応です。

 これで、本来は、からだが外敵から守られています。


 でも、花粉症の人は、えらく不快な症状におそわれます。

 1)のリンパ球の数が花粉症の人は、そうでない人より多いからです。

 もちろん2)のIgEも多い。

 つまり、

 IgEが多いから、IgEがくっついた好塩基球や肥満細胞が多くなる。

 すると、炎症がひどくなる。


 元のリンパ球を意図的に少なくする事は困難です。

 つまり、リンパ球の数は自律神経に左右されてます。

 自律神経は、感情に影響を受けますので、

 性格や生活までも変えなくてはなりません。


 それらの改善には長い月日や、強い決心が必要です。

 ですから、ひとまず、これはあきらめましょう。


 市販や医者が処方する抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤は、

 3)のヒスタミンやプロスタグランジンなどの放出を抑制する働きがあります。


 経験者の方はよーくご存じでしょうが、

 抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤は、えらく眠くなるなどの副作用があり、

 日常生活に悪影響をあたえてしまいますね。


 甜茶(てんちゃ)は、

 抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤と同様の働きがあります。

 でも、副作用で眠くなることはありません。

 甜茶は、

 3)のIgEがくっついた肥満細胞から放出されるものを抑えます。

 この事は、統計的な実験で証明されていますが、

 甜茶が含む特有のカテキン(タンニン)がそうすると言われています。


 でも、抗アレルギー剤と同じく、即効性はなく、

 花粉症が盛んになる1ヶ月前から続ける必要があります。


 あと、

 ヒスタミンやプロスタグランジンによって起こる炎症に、

 耐えるからだ作りが必要です。

 これは、良質なアミノ酸がたっぷり入った、

 プラセンタ(胎盤エキス)を続けると、丈夫な細胞を作りますし、

 長期に連用すると、リンパ球の数のバランスを整えますので

 おすすめです。


 また、一番初歩的ですが、

 アレルギーの原因である花粉を吸わな様に外出時マスクをして下さい。

 そして、帰ってきたら、

 手、顔を洗い、衣服をはたき、花粉を室内に持ち込まない事も大事です。


        参考文献:「絵でわかる免疫」安保徹、講談社


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