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【やぎでもわかる?免疫学】 第03回

2004年01月04日

実録!かぜを治す

 暮れの27日(土)は、食欲もなければ、やる気も出ない。

 おかしいナーと思いつつ、

 28日(日)の朝、やっぱりカゼを引いたみたいだ。


 インフルエンザの予防注射したから、

 きっと、新種?のウイルスに違いない。

   新種もあり得るが、予防注射の対象外か、

   体の内か外に、以前からあったウイルスかも知れない。

 サプリメントを何種類も飲んで、免疫力が十分についていると思ったが、

 仕事が一段落ついて、気がゆるんだんでしょうね。


 そこで、薬をと思ったが、

 免疫学の勉強して、

 カゼの諸症状は、白血球のうちリンパ球が戦っている証拠だから、

 日曜日だったし、なにもしないで、寝ていようと決めた。


 咳がでるが、これは副交感神経反射で、異物を出そうとしている。

 体がだるいのは、副交感神経が、体を省エネ状態にして、

 過激な動きをさせない様にしている。


 鼻水が出るのも、自律神経の影響を受けている。

 カゼの引きはじめには、サラサラした鼻水がたくさん出る。

 これは、リンパ球とウイルスが戦っているため、

 体が副交感神経に支配されて、

 消化管の動きと、分泌作用が活発になっているから鼻水がでる。

 時には、消化管の過剰反応で、下痢をする事がある。


 リンパ球とウイルスの戦いが終わり、治癒期にはいると、

 自律神経反射で、白血球内の顆粒球が増えてくる。

 その顆粒球が交感神経優位の状態を作る。


 交感神経は、内分泌を抑制するので、鼻水の水分も少なくなり、

 粘りけが出てくる。


 そうなると、ほぼ八割方、カゼは治っているが、

 もし、鼻水が黄色くなるようだったら、無理をさけなければならない。


 黄色い鼻水は、増加した顆粒球が常在菌と戦った結果、

 化膿して黄色くなる。


 ここで、無理を重ねると、交感神経がますます優位になって化膿が進む。

 カゼは万病の元と言われるが、

 この時点で、肺炎や化膿性の扁桃腺炎に発展する。


 この様に、カゼが治りかけたら、

 交感神経優位の状態になるので、副交感神経も刺激して、

 交感神経に影響されている顆粒球の増加を抑える必要がある。


 顆粒球は、細菌を貪食(どんしょく)してくれるのは良いが、

 大量の活性酸素を発生し、その活性酸素が正常な細胞を破壊してしまう。


 では、どのようにして、副交感神経を刺激するか?

 簡単です。

 食べれば良いんです。


 食事は、精をつけるだけでなく、自律神経の副交感神経を活発化して、

 無謀な顆粒球の活動を抑え、カゼが化膿性疾患に発展するのを押さえる。


 今回の私のカゼでは、熱は出なかった。

 熱は、血管を広げる為に、

 プロスタグランジンと言うホルモンが発生する時にでる。


 リンパ球がウイルスと戦うために、多くの血液が必要なので、

 そのために血管を広げる。

 顔が赤くなるのは、血流が多くなったからで、

 熱が出だり、痛みがあるのは、

 プロスタグランジンが産生させているからである。


 この熱を、解熱剤で押さえると言うことは、

 プロスタグランジンの産生をストップする事である。


 確かに、高熱は脳に影響を与えたりするが、

 すべての熱を取り去ると、カゼが治るのが遅くなる。


 私の場合、熱が出なかった理由として、

  1)血行が良く、血管を急激に広げる必要がなかったから、

    プロスタグランジンを作る必要がなかった。

  2)漢方薬の霊黄参(れいおうさん)を飲んでいた。

 このどちらか(あるいは両方)の理由でしょう。


 霊黄参(れいおうさん)は牛黄(ごおう)製剤で、

   不要な熱を体外に出してくれる。

   抗ウイルス性がある。

 などの作用がある。


 土曜日に、おかしいなーと感じ、

 日曜日は、咳、鼻水が激しく、体もだるかった。

 月曜日には、鼻水に粘りが出てきて、結局3日目でなおった。


 カゼ薬は一切飲まなかった。


 と、この話をかあちゃんにすると、

 「そりゃ、一日中寝ていられれば、治るでしょうヨ」

 「でも、熱があっても、食事の支度や、子供の洗濯しなきゃならない人も
  いるのよ」

 「寝ていられないから、風邪薬も必要でしょ!」

 と、思いっきり皮肉を言われてしまった。


        参考文献:「こうすれば病気は治る」安保徹、新潮選書


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